シールドについて
久しぶりに自分用にシールドとパッチケーブルを作りました。
今回は味付けしないケーブル、ハイファイな音にしたくて作ったんですが。
自分の楽器は大体、新品に近いものばかりですが、
中身はヴィンテージスペックのものばかりです。
良く言えば枯れた音、単なる信号劣化なんですが、
一般的に良い音だと言われてます。
ベルデン8412だとミッドが太すぎることもあり、
同じベルデンでも9395というケーブルを使いました。
これの良いところは所謂、ハイエンドケーブルに近い音です。
素直な特性なのでパッチケーブルなんかにも向いてます。
あんまりケーブルに凝るのもオカルトだと思ってますし、
まさかハンダで音が変わるとも思ってません。
ケーブル選びもインピーダンスの問題ですから、
むやみにケーブル買い換えるよりも楽器からの信号をローインピに変える
初段のエフェクターを考えた方がスマートだと思います。
音が太くなるっていうケーブルなんかは下手するとプラグ部分に
FETなんか仕込まれてますから関係ないのですが、、、
これ入ってるケーブルはとにかく音が太いです。
なぜかというとシールド内部にブースター・エフェクターが入ってるのと
変わりませんし、大体、7dBくらいブーストされます。
7dbってのがまたキモでしてフェンダーアンプの初段真空管の働きと
似てるんですよね。
そうするとなると聴く側としては劇的に音が良くなります。
ペケペケだったのがブリンブリンになるので。
個人的にはどうなのって思うので使いません。
むしろペケペケする本体の音の方をなんとかする方が先決ですので。
ということでベルデン8412よりもフラットな特性を求むなら9395です。
ベルデンっぽさはありますけど、楽器自体の音が真っ直ぐ出ます。
しかし普通のケーブルが売ってないなんて不思議な市場になりましたね。