ギタリストとリペアマンの葛藤

東京でギターリペア屋をしてます

シールド編 その2

前回に引き続きシールドについてです。

 

私が使ってるシールドについてですが、信頼性を求むレベルに分け、

自作、もしくは市販品を使ってます。

 

一つの基準となりますよう、自分のシールドのライブセッティングを

記載いたします。

 

ギターから最初のシールド

BELDEN(ベルデン)8412 自作

 

パッチケーブル

BELDEN(ベルデン)9395 自作

 

アンプ直前

CANARE(カナレ) GS6 5m 市販品

 

というセッティングです。

 

あくまでこちらは理詰めのチョイスです。

 

信号ロス、トラブルを最低限なくすためなので

音を追求される方には賛同を得られないとは思えます。

 

しかしながら肝心な音が出なかったら追求したものはどこにいくのやら、、、

 

煽ってるような書き方になってしまいますが、

プレイヤーが現場で困ることを減らしたいんです。

 

このセッティングではライブ中、音が出ないトラブルのリカバリ優先です。

 

方法としてはアンプ直前のカナレのシールドをギターに繋げば

アン直での演奏が可能です。

 

原始的ですが、無音という最悪の状況は回避できるので効果的かと思われます。

※自分自身も何度かこの方法で乗り切った演奏もあります

 

あとは曲が終わり次第、メンバーにMCなり間を持たせることを

押し付けて即時トラブルシューティングです笑

 

まだまだケーブル話続きます

 

 

ギターとアンプの間には シールド編

漢はアン直!みたいなスタイルも素敵ですがシールドにもこだわってますか?

 

おまけでついてくるようなシールドではやはりライブでは不安だし、

ちゃんとシールドされていないものも。

 

そもそもシールドとは外部からのノイズ遮断加工したケーブルです。

 

ピックアップから出力される信号はとても微弱なので

ロスがないようにしたいものです。

 

しかしこのシールド、つい最近になってやたらハイエンドなものが

増えてるような気がします。

確かに良いものは良いと思います。

 

ただ消耗品には違いないですし、そこまでハイエンドである必要が

あるかというと正直、疑問です。

 

また音が太くなると言われるケーブルもありますけど、

トレブル(ハイ)を削っているため、ミドル、ローが

増えた錯覚するものがほとんどかと、、、

 

じゃあ良いシールドってなんだよという答えの一つがこちらです。

 

 

CANARE PROFESSIONAL CABLE 5m クロ G05

CANARE PROFESSIONAL CABLE 5m クロ G05

 

 

がっかりする方もおられますが、低価格かつ、非常に丈夫であり、

もしもの時もそこらへんの楽器屋ですぐ購入できます。

 

そしてシールド自体の持つ特性も素直、ジャックもタフです。

 

かれこれ10年以上、市販のケーブルで断線せずに

未だ使っているケーブルはこれくらいです。

 

あとおすすめするもう一つの理由はPA卓のケーブルが

大体カナレというか最低でもカナレ。

 

最終の信号入出力ケーブルがカナレなんですからカナレで十分。

 

そんな自分が使ってるケーブルはというと次回に続きます。

ギターの良し悪し

シンプルにプレイヤーが使いやすいものが良いギターかと思います。

プレイヤーの数だけプレイスタイルが違うんですから。

 

例えばヘヴィメタルのような弦高低めのセッティングのギターで

ブルースロックにあるようなスライドバーを使ったプレイは難儀なことです。

※逆も然り

 

楽器屋で吊るしの状態で買ったものが

自分にベストなセッティングなわけないです。

 

でも大体、買ったままの状態が多いかと。

 

この状態が見てて非常にもどかしい。

もうちょっと手を入れたら良い状態に出来るのにと悩みます。

 

あと単純にそんな状態でも良い音で鳴らせる腕があるギタリストの

ギターを調整して良い環境で弾いたらどんだけ良いトーンが出るかと

楽しみでもあるんです。

ギタリスト、ベーシストへのお願い

楽器を手に入れたらまず信頼できるリペアマン(ギターテクニシャン)を

見つけることです。 

 

少なからず自分は出会えた事によってギタリストとして

良い意味で大きく変わりました。

 

このページに辿り着くことが出来たならば、ネットでいくらでも

リペアショップを検索して見つけることができます。

 

良いショップは初心者、プロ、アマチュア関係なく、

あなたを歓迎してくれるはずです。

 

少なくともうちの店では楽器を愛する人ならば大歓迎です。